バレンタイン

先週は婦人科に行ったり体調がおかしかったりで作れなかったチョコレート。
簡単なものですが白井さんにあげました。うまく固まらなくて、熱した包丁で切ってみたのに四角くならない。ココアパウダーをまぶすうち、チョコレートの形がどんどん丸く…不格好になってゆくのです。待ち合わせの時間ギリギリまで、切ってまぶして繰り返し、服に茶色い汚れをつけながら箱に入れました。
当日前夜に泣きながら書いた手紙を添えて。だめですね、手紙は誰に書いても「ありがとう」「幸せ」「大好き」が溢れて溢れて、涙が出てしまいますね。二年前、母に書いた時もセルフ感動ポルノみたいになったものです。
「チョコレートはまだキャラメルみたいだったので、一日冷やしておいたほうがいいですよ」と伝えたので、白井さんは家に帰ってから手紙だけ先に読んでくれたようです。涙が出てきたよって教えてくれました。私は、嬉しいの連鎖ですねと言いました。
未来のことをなんにも考えられなくて、来週の予定すら、明日の約束すら泣きながら聞きたくない!と叫んでいた私です。
それが来年はもっと手の込んだものを渡せるといいなあと思うのです。

(ハートをくれたユーザー:あやか22, ひまわり❤︎, mirumo, 蒼月, ふじ, ファジーネーブル, asleep)