自分を見つめない

図書館で借りてきた「アダルトチルドレンと家族」という本を読んでいたら、小さな頃の自分や家族やあんまり楽しくない記憶を思い出した。そして意識が内面ばかりを注視して、思い出し怒りとか薬に逃げたいなと思う気持ちで、坂を転げるように気分が塞いできた。
取り敢えずソラナックスを飲もうと、薬入れを開けたが入っていなかった(ODしないように管理されている)。混乱しつつ、「こんなときは運動だ……」と思い出し、ランニングウェアに着替えて走った。
すると、集中することが内面(精神世界)から身体と道と車と呼吸に変わり、息も整っていつもの調子に戻った。有酸素運動はやはり合っているなと思い、薬への誘惑に勝ったぞ!という満足感があった。途中で雨が降ってきて、服のまま風呂に入った人みたいになったが、それでも心が軽い。プールのあとのかったるいような身体がふわっとするような夢見心地な気分である。フィジカルがメンタルに勝った。

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